こんばんわ。
日が暮れるころ、宿を手伝ってるおっさんジョーについていって、
宿から20分くらい離れた場所に散歩にいきました。
道端の茂みにはベリーがなっていました。
僕もクランベリーを数粒つまんでみましたが、酸味が効いていてとてもおいしかったです。
それからムースや白鳥など、いろいろな動物も見られるんだとか。
アラスカってのは、本当に自然に近い場所で生活しているのだと思います。
さて、パイネ国立公園も最終章に!
昨晩まで泊まっていたテントサイトは、雨でひどいことになりました。
テントに浸水があり、全員の寝袋は濡れ、バックパックはびじゃびじゃ。。。
特に谷くんのそれは酷く、内側まで濡れていました。
“寒くて寝れなかったです”
山って怖い。同情しながら思いました。
「チャレンジャー」
僕らのテントにはその文字が刻まれていましたが、
そのときほどその言葉にむかついたことはありません。笑
でも気を取り直して先へ進みます。
目指すグレイ湖への看板。
11kmみたいですね。笑
違う湖の横を通っていくのですが、途中、「直角か?」っていうくらいの崖を登ります。
いやいや、僕たちバックパック背負っているんですけど?
トレッキングってか、クライミング?
なんてみんなで言い合いながらも、よじ登ります。
野を越え、山を越え、崖を越え。笑
するとやっと見えてきます、最終目的地「グレイ湖」
氷河を讃えたこの湖。
初めて氷河を目の前にしましたが、その存在感、蒼さといったらありません。
キンキンに冷えた風が体を吹きぬけます。
その後は、この湖を越えたキャンプサイトでテントを張りました。
最後はみんなでガッツポーズ!
左はチリの国旗、右はパタゴニア(おそらくチリ側のみ)の州旗。
結局、都合のよい帰りのフェリーがなかったので、僕たちのパイネは5泊6日でした。
たった第三回でまとめてしまいましたが、パイネでは本当にいろいろなことがありました。
・一日目からカレーを炊き、コーヒーを毎食後に飲んだ結果......早々にガスが足りなくなる事件。
・三人並んで寝るテントで、僕が九ノ字で寝る事件(タクジさんはだいぶ迷惑したとか)
・僕は膝を痛め、今も膝が冷えると痛い。(タクジさんから「膝神/ヒザシン」と呼ばれる始末)
などなど。。。笑
苦労と喜び、感動、支えあい、さまざまな経験が一緒くたになってやってきた日々でした。
さて、約20kgのバックパックを背負い、5泊6日で歩いた距離はおおよそ80km。
戻ることは許されず、ただ前に進むしか帰る道がない。
快調に進む二人とは違い、僕はいつも遅れをとって独りで歩いていました。
でもそこに聞こえてくるのは自分の足音、風が森を吹き抜ける音、沢の音......だけ。
大自然の中を独りで歩くことは、こんなにも気持ちがいいものなのか。。。
ただ歩くことのみが道を切り拓く方法でしかなかった。
2人には付いていけなかったけれど、途中で自分のペースがあることに気が付いた。
何度も挫けそうになる心を鼓舞しながら、呼吸と歩調を合わせていく。
5日間、ひたすら歩いてわかったことはひとつ。
その道がいかに険しく辛かろうと、
歩けば、ただ歩けば、
やがて目的地にたどり着くということ。
思考は一歩一歩に純化され、雑念は消えてゆく。
進むも退くも自分次第、すべての判断は自分自身の責任。
一切のいいわけは通用しない。
自然の厳しさ、偉大さは、人を強く優しくしてくれる。
これが、僕がパタゴニアの自然の中で得た、重要な感悟でした。
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宿から20分くらい離れた場所に散歩にいきました。
道端の茂みにはベリーがなっていました。
僕もクランベリーを数粒つまんでみましたが、酸味が効いていてとてもおいしかったです。
それからムースや白鳥など、いろいろな動物も見られるんだとか。
アラスカってのは、本当に自然に近い場所で生活しているのだと思います。
さて、パイネ国立公園も最終章に!
昨晩まで泊まっていたテントサイトは、雨でひどいことになりました。
テントに浸水があり、全員の寝袋は濡れ、バックパックはびじゃびじゃ。。。
特に谷くんのそれは酷く、内側まで濡れていました。
“寒くて寝れなかったです”
山って怖い。同情しながら思いました。
「チャレンジャー」
僕らのテントにはその文字が刻まれていましたが、
そのときほどその言葉にむかついたことはありません。笑
でも気を取り直して先へ進みます。
目指すグレイ湖への看板。
11kmみたいですね。笑
違う湖の横を通っていくのですが、途中、「直角か?」っていうくらいの崖を登ります。
いやいや、僕たちバックパック背負っているんですけど?
トレッキングってか、クライミング?
なんてみんなで言い合いながらも、よじ登ります。
野を越え、山を越え、崖を越え。笑
するとやっと見えてきます、最終目的地「グレイ湖」
氷河を讃えたこの湖。
初めて氷河を目の前にしましたが、その存在感、蒼さといったらありません。
キンキンに冷えた風が体を吹きぬけます。
その後は、この湖を越えたキャンプサイトでテントを張りました。
最後はみんなでガッツポーズ!
左はチリの国旗、右はパタゴニア(おそらくチリ側のみ)の州旗。
結局、都合のよい帰りのフェリーがなかったので、僕たちのパイネは5泊6日でした。
たった第三回でまとめてしまいましたが、パイネでは本当にいろいろなことがありました。
・一日目からカレーを炊き、コーヒーを毎食後に飲んだ結果......早々にガスが足りなくなる事件。
・三人並んで寝るテントで、僕が九ノ字で寝る事件(タクジさんはだいぶ迷惑したとか)
・僕は膝を痛め、今も膝が冷えると痛い。(タクジさんから「膝神/ヒザシン」と呼ばれる始末)
などなど。。。笑
苦労と喜び、感動、支えあい、さまざまな経験が一緒くたになってやってきた日々でした。
さて、約20kgのバックパックを背負い、5泊6日で歩いた距離はおおよそ80km。
戻ることは許されず、ただ前に進むしか帰る道がない。
快調に進む二人とは違い、僕はいつも遅れをとって独りで歩いていました。
でもそこに聞こえてくるのは自分の足音、風が森を吹き抜ける音、沢の音......だけ。
大自然の中を独りで歩くことは、こんなにも気持ちがいいものなのか。。。
ただ歩くことのみが道を切り拓く方法でしかなかった。
2人には付いていけなかったけれど、途中で自分のペースがあることに気が付いた。
何度も挫けそうになる心を鼓舞しながら、呼吸と歩調を合わせていく。
5日間、ひたすら歩いてわかったことはひとつ。
その道がいかに険しく辛かろうと、
歩けば、ただ歩けば、
やがて目的地にたどり着くということ。
思考は一歩一歩に純化され、雑念は消えてゆく。
進むも退くも自分次第、すべての判断は自分自身の責任。
一切のいいわけは通用しない。
自然の厳しさ、偉大さは、人を強く優しくしてくれる。
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