Aug 22, 2012

カンボジアの遺跡めぐり(3) アンコールワット

今回はいよいよアンコールワットです!笑

その前にちょっと寄り道して「バンテアイスレイ」へ。

ここには、フランス人作家・冒険家のアンドレ・マルロー氏が
“あまりに美しい”と驚嘆(想像)し、もちさろうとした像(東洋のモナリザ、と賞賛されるほど)があります。

バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味するらしく、
規模的には小さいものの、端整なつくりと美しいレリーフがあります。女性にお勧めの遺跡です!


タイプの女性(ズームがないカメラなのでわかりにくいですが)




そして、ついに念願のアンコールワットとご対面のときがやってきました!!!
長い長い参道を歩き、門をひとつくぐるとそこには。。。

マストの写真スポットからまずは一枚!

内部の回廊を歩きます。
壁のレリーフはかなりきれいに残っていて、さまざまな物語が描かれています。


柱一本一本にもきめ細かい仕事が。頭が下がります。
仏像もしっかりと

三つの塔を内部からみるとこんな感じ。

小さな僧侶がたたずむ姿。なんだか感動しました。見据える先にはどんな世界があるのでしょう。

アンコールワットの規模の大きさ、レリーフの美しさは、他の遺跡にくらべ圧倒的でした!
カンボジア国旗に描かれている意味がわかる気がします。
自分たちの先祖が、こんなにも偉大な遺跡を残しているのですから。



最後にひとつ、
実は時間の都合上、最初にアンコールワットを目にしたのはなんと裏側から!
プレアヴィヒアにはじまり、ここでも見る順番が逆だったのでした。笑

けれども、森を抜けた先に見えてくるアンコールワットは、表からとはまた違った趣がありました。
観光地化される前は、こうやって森の中から突然姿をあらわしたのではないかと。

裏側からのアンコールワット

カンボジアの遺跡めぐり(2) ベンメリア


次こそはアンコールワット!と意気込んだ僕ですが、
結果はそう、またしても……です。笑


今度の遺跡は、ジブリ作品『天空の城 ラピュタ』に影響を与えたのではないか?
といわれる世界遺産「ベンメリア」

事のいきさつはというと。。。
アンコールワットでサンライズを見ようという計画だったものの、
今は雨季!朝5時集合もお天道様は雲の向こう。
予定を急遽変更してトゥクトゥクで約1時間半。
凍えるような朝霧のなか、窓なしのトゥクトゥクでベンメリアに向かったわけです。

冷えた体を5ドルもするカレーで温め、遺跡へとつながる参道を歩きます。

崩れ門がお出迎え




まさに破壊の呪文。。。





古代の図書館(読書室)。離れになっていて、とても気持ちいい場所。ここで本を読みたい。笑

斜めからも。

入り口の門を中から見るとこんな感じ。


ベンメリアの御神木。(勝手に決めました)
朽ち果てていった文明の退廃感と、たゆまず命をつないできた自然の生命力。
静寂をたたえる風の音だけが、歴史の歩みを知っているようでした。

結果として、朝一でベンメリアにきましたが、
この場所は、観光客の少ない朝が絶対にお勧めです!

アンコールワットを見る前ですが、暫定1位の世界遺産に認定です。笑


最近のベストショット!!!

Aug 21, 2012

カンボジアの遺跡めぐり(1) プレアヴィヒア



カンボジアの世界遺産。といえばやっぱり、
「アンコールワット」ですよね!

報道写真家・一ノ瀬泰造さんが命をかけてでも写真におさめたいと切望した遺産。
僕も一目見てみたい。。。

そんな夢を抱きながらバンコクからのバスに揺られてシェムリアップに。
日本人が集まるゲストハウス・ヤマトにご飯を食べにいくと

「プレアヴィヒアへいきませんか?」ですって。笑


プレアヴィヒア寺院は、タイとの国境付近の山岳tにある世界遺産で、
2008年からの紛争のため最近まで立ち入りが禁止されていました。
シェムリアップからは車で4時間ほどの距離。
バンを10人ほどでチャーターしていくしかないんです。
それでお声をかけてもらったわけでして。。。

でも、“カンボジアにきて、アンコールワットを見ずして他の遺跡を見ていいのか?”
という葛藤が僕を悩ませます。


アンコールビールをごくりと一口……


行きます!と、即答しました。笑

人が集まらないと行けないんですもの。
次はいつ行けるかわからないんですもの。
旅は道ずれ、世は情け♪ってACKEE&SALTFISHさんも歌ってるんですもの。


翌日、バンに揺られること数時間、チケット売り場でピックアップに乗り換えて、
かなりの急斜面をのぼっていけば到着です!


参道を歩くと、遺跡が見え始めます。






フィナーレの崖は、一言でいえば、リアルなやつ。笑


こういう角度なわけで。


顔がびびってる。笑


最後は、みんなで記念撮影。もちろん後ろは崖ですが……

勢いで乗っかることも重要ですね。笑

次回はアンコールワットに行けるでしょうか。。。

カンボジアで初ボランティア


いま、中国の康定(カンディン)という小さな町にいます。
ここでビザを申請して、その後ラルンガルゴンパというお寺を見に行くつもりです。


さて、7月26日~8月6日までいたカンボジアのシェムリアップでは、
とても充実した日々をすごすことができました。

遺跡めぐりはもちろん、地雷博物館でカンボジアの歴史を聞いたり、
小学校建設のボランティアへ参加したり、スラムの日本語学校を見学したりと、、
ただの観光ではけっして体験できない貴重な時間をすごすことができました。
たくさんの旅人とも出会うことができ、多くの刺激をもらいました。


カンボジア。。。
何から書き始めようかと思うけれど、やっぱり小学校建設のボランティアのことから。


ぼくは、ボランティアについてずっと消極的な考え方をしていました。
“興味本位で参加していいの?”とか“けっきょく自己満足でしょ?”とか。。。
でも、このボランティアに何度か参加させてもらううちに、
それでもいいのでは?と思うようになりました。単純ですね。笑

「やらない善より、やる偽善」といった友人がいます。
言葉としてきれいではないけれど、真意だと思います。

自分に何ができるか。
考えた結果、
告知ポスターづくりを手伝わせていただきました。
『スロラニュ・プロジェクト』 9月15日に完成予定です。

子どもたちは与えてもらう姿勢なのではなく、
自発的に働き、自分たちの学び舎を自分たちでつくっています。

このボランティアを最後までやり遂げるために旅をいったん中止したある旅人は
「いっしょにつくる」と表現していました。とてもしっくりくる言葉だと思います。


興味本位でも、自己満足でも何でもいいんです。
そうした小さな力が積み重なって、大きな力になります。
シェムリアップを訪れる機会があれば、ぜひ参加してみてください。


子どもたちのすばらしい笑顔と





すてきな仲間たちに出会えます。



そして、今までとは少し違った自分にも出会えると思いますから。