Sep 16, 2013

ブラジルから、ネクストレベル(3)「ファヴェーラ」篇

こんにちは。

続けてブラジル第三回へ。
前置きなしにいきなりブログに突入!(何もしていなくて、ネタがないんです。笑)


『ブラジルから、ネクストレベル』と銘打って本篇を書いているわけですが。。。
ブラジルについた時点で旅は7ヶ月目、
期間的にも大陸的にもほぼ半分が終了していました。

僕、正直、旅に疲れていたんです。

ヨーロッパの後半を急ぎ足で駆け抜けた身体的な疲労もあったと思います。
でも、好奇心の磨耗のような感情が僕を支配していたことは事実です。
気ままに旅をしているくせに贅沢な.....っていわれるかもしれませんが、
長期バックパッカーの日々はもはや旅ではなく、日々を生きぬく生活なのです。

“このまま旅を続けていていいのだろうか”
“この旅に何か意味があるのだろうか”
何事も、続けていれば落ち込む日がやってくると思います。

でも、僕の友人にそういう状態を「ネクストレベル」だと表現したやつがいました。
きちんと物事に向き合っているからこそ、悩み、落ち込み、模索するのだと。。。
そしてそれ以上に、リオで出会った方々が僕をネクストレベルへと導いてくれたのです。


リオには、ファヴェーラと呼ばれるスラム街が点在しています。
その中のひとつで暮らしながら宿を運営しているご夫婦がいます。
旦那さんのダイスケさんは写真家で、ファヴェーラを中心に作品を撮っています。
 ◇作品の詳細はこちら→ http://saudade-foto.com/
奥さんのユーコさんはブラジル音楽に精通した方で、一児の母でもあります。
 ◇ファヴェーラ宿の詳細はこちら→ 【ファヴェーラ妻】http://yuco.saudade-foto.com/

映画『シティ・オブ・ゴッド』のイメージが強いファヴェーラ。
宿に向かう日は、内心ドキドキでした。
道に迷っていると、独りの男性が「ついてこい」と。
……いやいやいや、ここファベーラでしょ?怖すぎる!!!
と躊躇いましたが、覚悟を決めてついていくと。。。

「よくきたねー」と軽いユーコさん。笑
そして、そのまま海が見える屋上でバーベキューが始まり、
「適当にやってくれる?」とダイスケさん。めんどくせーのは嫌いなんだそうです。笑

ファベーラの生活の話を聞くと、ポリスの駐在所ができて治安もずいぶんよいのだとか。
確かに、道を歩いているとみんな明るく声をかけてくれます。
(そうはいってもここはファヴェーラ。自己責任ですが)
旅に疲れていた僕は、
あっけらかんとした気持ちの良いご夫婦の宿にしばらくお世話になることにしました。

日々起きて、ご飯をつくり、少し散歩して、買い物にいってまたご飯をつくって寝る。
時にダイスケさんに海に連れて行ってもらったり、
晩酌しながらユーコさんと恋愛トークをしてみたり、
娘さんの茉莉ちゃんの笑顔に癒されてみたり。
当たり前の何でもない日常。
それがいかに大切であるかを改めて確認した日々でした。

リオ最大のファベーラにも案内してもらいました。

そして、僕のちょっとあとに宿に来たバックパッカーの姉さん(雑誌のエディトリアルデザイナー)。
この人がまたおもしろくって。笑

ダイスケさんやユーコさん、姉さんと様々な話をしているうちに、
明らかに僕の心にポジティブな感情がわいてくることが分かりました。
“また旅ができる”
そう思わせてもらえた瞬間でした。

そしてもう一人、ずっとお世話になっている先輩からのメールがいかに染みたことか。
『ようやく旅の興奮から冷めて、物事を冷静に見れるようになったんじゃないか?』

ずっと一人で旅をしてきたように思っていたけれど、
その先々で影響をくれる人がいる、そして日本から支えてくれる人がいる。
大切だと思える方々が、僕をネクストレベルに押し上げてくれたのだと思います。

改めて、ありがとうございます。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へにほんブログ村 にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 に参加しています。
追記:バナーをクリックしていただけると、ランキングが上がるシステムのやつです(笑)

No comments:

Post a Comment