Sep 5, 2013

リベンジのモロッコ(2)「サハラ砂漠」篇と【あるあなたに宛てた手紙】

こんばんわ。

今日は悲しい出来事がありました。
アラスカのメインのひとつに考えていたデナリ国立公園。
その一番泊まりたかったキャンプサイトが、ブッキング中にフルになってしまいました。
英語がちゃんと理解できないのと、国立公園のシステムがわからず四苦八苦してる間に。。。

もっと早くやっておけば。。。
旅中に何度もあった自責の念。旅の終盤でもやってしまいました。
明日でいいかな?決断が遅れるとすべてが後手に回り、結果うまくいきません。
その状態を僕は、ワンピースの悪魔の実になぞらえこう呼んでいます。
“ゴテゴテの実”
でも切り替えて、楽しめる方法を探さないと!


さて、今回はモロッコのメイン、サハラ砂漠篇を紹介します!

実は前回のモロッコ旅では、サハラの手前のワルザザードという町までしかいけなかったのです。
経験値と時間の不足。そして、僕のびびり具合が主な理由です。
帰国後、必ずリベンジすると誓ったため、思い入れのある場所のひとつになっていました。
そして今回僕は、リベンジを成功させたのです!!!

サハラ砂漠ツアーの拠点となっている町メルズーガ。
宿からは目の前にサハラが広がります。
キャラバンのようにラクダにのってサハラへと入っていきます。
空と砂のくっきりアート。お気に入りの一枚です。
モロッコ、チュニジア、アルジェリアなど北西アフリカ諸国は
現地の言葉で「マグレブ」と呼ばれます。意味は太陽の沈むところ。
日いずる国・日本から、日が沈む国・モロッコ。ちょっと浸りたい気分になります。

泊まるのは、ベルベル人の伝統的なテント

このタジンがおいしかった!
サハラ砂漠に寝転びながら、満天の星空を眺めました。
話題は、物理学と天文学。そして、世界は偶然と必然のどちらでできているか?とか。
ロマンチックだったな~。。。
相手は男の子だったけど。笑
僕は2泊3日のツアーに参加しました。
2日目は、サハラのさらに奥、ブラックサハラを目指します。

首の毛に注目。ラクダも汗をかくんですね。笑

 だんだん砂丘がなくなり、平地に
砂浜を抜けると、黒い石の世界。ブラックサハラです!
この環境に、3家族が暮らしていました。
奥に見える山がアルジェリアとの国境だそうです。

サハラの砂を自身の足で踏みしめ、以下の文章をもってリベンジを終えたいと思います。


【あるあなたに宛てた手紙】

前略

お元気ですか?
わたしはいま、サハラ砂漠に来ています。
6年前、あなたと夢見て届かなかった場所にいるのです。

あの日わたしたちが切望した砂の世界では、
太陽が、砂地に見事な陰影を落とし、
風が、歌うようにして自らの旋律を砂紋としていました。
自然はもっとも偉大な芸術家である。
あまりの美しさ、壮大さに時を忘れて佇んだのでした。

一変して暗闇は、満天の星空をいっそう際立たせ、
静寂は、人生で初めての無音を聞かせてくれました。
それでも目を閉じ息をひそめれば、
わたし自身の鼓動が聴こえてきます。
生きている。
その素晴らしさこそ、
枯れた大地が与えてくれたいちばん尊い歓びでした。

“Googleでは見えない世界を観てこい”
あなたがわたしに送ったはなむけ……
その言葉に、その想いに、少しだけ応えられたような気がします。
そしてようやく、わたしたちの旅に終止符を打つことができました。

今度のわたしの旅は南米大陸へと続きますが、
やがて来るあなたに会える日を、心から楽しみにしています。

草々

2013.2.8 THE SAHARA,Morocco


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