Nov 25, 2012

チベット篇(4)「ヤムドク湖、カローラ氷河、ガンツェ」

こんばんわ。
イスタンブールはあいにくの雨模様です。

明日はホテルの移動でめずらしく早起きなのに、
なぜか夜なべをしてブログの更新している僕。笑

ハーモニーホステル、なんだかんだで6日間お世話になりました。
サムのつくるフレンチトーストが恋しくなりそうです。


さて、今回はチベット篇第四弾「ヤムドク湖、カローラ氷河、ガンツェ」の紹介です。

4000m級に広がる大自然。
空は青く、湖は碧く、山は蒼く。
言葉より写真を。
 このバンに8人のって、ネパール国境までを目指します。
 ビューポイント

 無事を祈る、石積み。
 山への祈り。タルショ

ヤムドク湖。うそみたいな碧。
 たそがれの一枚。

同い年のハルくん。そういえば、この旅で初めてあった同世代の旅人。


美しい湖を越えると、険しい山々。カローラ氷河。


その圧倒的な存在感は、
キーンと張り詰めた空気とともに僕の心をつきさし、
言葉を奪い去っていきました。
自然の前で人は無力であることを、その肌で感じた瞬間でした。

ギャンツェのゴンパ。

 別のゴンパ

シガツェの宿に到着。

長時間の車移動と、高山病でかるくグロッキーな谷くんとマルちゃん。
その向かいでさらにグロッキーだった先述のハルくん(写真は割愛。笑)
水餃子みたいなチベタン料理。
ちょっぴりスパイシーで、冷えた体を温めてくれました。

ラサを抜け、圧倒的な自然のグラデーションに息つく暇もなかったロングドライブ。
好奇心と興奮、心地よい疲れが後から後からやってきます。

次回は、シガツェからオールドティンリまでの道のりです。


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Nov 24, 2012

チベット篇(3)「ジョカン、ポタラ宮」

こんばんわ。イスタンブール4日目の夜です。

中東・アフリカを共に旅した友人もそれぞれの旅路へと散り、
ひさびさに一人の時間です。
旅が長くなるにつれ、心細さや不安は減っていきますが、
どうやら別れの寂しさが増えいくようです。

「また、どこかで」

旅人同士が別れ際に交わすあいさつです。
旅でよく使う大好きな言葉のひとつです。

世界のどこかで出会った友人と、
世界のどこかでまた再会できる歓び。
これもまたひとつ、旅の醍醐味のような気がします。


さて今回は、チベット篇第三弾「ジョカン、ポタラ宮」の紹介です。

※いままで何も考えずに画像をアップしてきた結果、
 無料ストレージがいっぱいになるという失態。。。
 今後は画質を落としたものでアップします。ご理解を。。。


恭しい煙幕をくぐると、ジョカンに向かって五体投地をする人々が。
【五体投地】仏教の世界で、最高の敬意を表す礼法。両膝・両肘・頭を地に着け、
       手と頭で相手の足を頂くようにする。(大辞林より)

ジョカン

ジョカンの上から
いよいよラサのシンボル「ポタラ宮」です。
ここは、歴代ダライ・ラマが公私共に多くの時間をすごした宮殿。
チベット仏教の総本山であり、チベット政府の枢軸だった場所です。
ダライ・ラマ亡命後も多くのチベタンにとっての聖地であり、心のよりどころとなっています。
ポタラ宮への入口。ここからは撮影禁止です。
ポタラ宮に限らず、チベットのお寺などの内部はほぼ撮影禁止。
荘厳な仏像、色鮮やかな装飾、敬虔な人々の祈り・・・
お見せできないのが残念でなりません。
チベットは、どうかご自身の目でそのすばらしさを感じてほしいと思います。
「ジャパニーズ?」
と声をかけてきたのは、ポタラ宮内の監視員のチベット僧。
「この中国人の団体ツアーが過ぎ去ったら写真を撮っていいよ」

パシャ、パシャ・・・・・・

「ノー!ノー!ノーフォト!ここに書いてあるだろ?」
次の中国人ツアー客がやってくると、彼はオーバーリアクションでそういいました。
こっちを向いてウインクしているのにね。

語弊を恐れずに書きます。
中国とチベットの間には、やはり根深い民族問題があります。
正確な知識で説明できるわけではないけれど、
東チベットへいったときも、ここチベットでも、中国を嫌うチベタンが多くいることを肌で感じます。
(正確に表現するならば、中国政府)
確かに、漢民族の進出によって経済的な恩恵をうけたという側面はあると思います。
けれども、チベットの自由を求めて焼身自殺をはかるチベタンがいることも事実です。
「命をもってしか世界に発信できない」
なんと非情な。。。
18世紀フランスの哲学者・ヴォルテールにまつわる有名な言葉があります。
『私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る』

表現の自由がどれほど重要なものか。
そして、自由であるがゆえに重い責任が伴うことを忘れてはいけないと強く感じます。

次回からはラサ市内を抜け、西へと向かいます。


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Nov 21, 2012

チベット篇(2)「ラサ市内」

こんばんわ。

憧れの地・アフリカを抜け、トルコはイスタンブールにいます。
冬のにおいのする街に、少しだけ感傷的な気分がただよいます。


さて、今回は【チベット篇】第二弾
「ラサ市内、ノルブリンカ、セラゴンパ」の紹介です。

ラサは、チベタンにとっての聖地であり、それは今も変わることがない事実です。
けれども漢民族の侵食が進み、チベット文化は陰をひそめてしまいまいた。

図らずもそれが独特の雰囲気を与え、なんだか興味深い町となっていました。

お土産ストリート
味のうすいカレーと、やっぱり苦手なスー茶(バター茶)笑



ノルブリンカは、ダライ・ラマ7世が1740年代に造営をはじめ、
完成後は、歴代ダライ・ラマの夏の離宮として利用されるようになった場所。
敷地内は緑と花にあふれ、とても気持ちのよい風が吹き抜けます。
ダライ・ラマもしばし公務を忘れ、
安息の時間をすごしたのではないでしょうか。


ダライ・ラマ14世の離宮。法主の趣味がうかがえる品がいっぱい


かわって、セラゴンパはチベット僧の修行の寺。 
問答は二人一組で行う修行のひとつ。
一人が問いを投げかけ、一人が答える。
そこには「機知(エスプリ)」が要求されるそうです。

その仕草は独特で、
まっすぐに伸ばした左に、振り上げた右手をぴしゃっと打ちつけ
同時に左足で地面を踏みしめます。


ダライ・ラマ14世も幼少期からこの問答修行に打ち込んだようです。
多くの人を惹きつける法主の魅力的な話法は、この修行の賜物かもしれません。
昔の木版



ラサの夕暮れ

なぞのタワー。笑
夜のポタラ宮
次回は、ポタラ宮とジョカン寺の紹介です。


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