Sep 30, 2013

感悟のパタゴニア(8)「手の洞窟」篇

こんばんわ。

昨日、フェアバンクス近郊にあるチナ・ホット・スプリングにいってきました。つまり温泉です!
アラスカで温泉!
非常に乙でした。
(お湯の温度が少し低かったのと、雨を除けば。。。笑)


さて、今回は太古の昔に手形が描かれた「手の洞窟」篇を紹介したいと思います。

ツアーの起点となる町ペリトモレノはすでにシーズンオフ。
宿を探すのに苦労しました。。。笑

その後なんとかエージェンシーを探して、ツアーに参加。
少しトレッキングをして、手の洞窟がある場所までいきます。
崖づたいに歩いていくと、
凄い数の手形が見えてきます!
そのほかに描かれているものは、グアナコやニャンドゥなどの動物、

不吉なものを表すガリーチョ、
踊る人々など。

もっとも古いものは、9000年前のものだとか。
ギザギザや渦巻き模様の意味はいまだに解明されていないそうです。
六本指の手形もありました。

ここにいる間、僕はこの歌を口ずさんでいたように思います。
『THE BLUE HEARTS / 僕の右手』

(一部抜粋)
********************
人間はみんな弱いけど
夢は必ずかなうんだ
瞳の奥に眠りかけた くじけない心
いまにも目からこぼれそうな
涙の理由が言えません
今日も 明日も あさっても 何かをさがすでしょう

見たこともないような マイクロフォンの握り方で
聞いたこともないような 歌い方するよ だから

僕の右手を知りませんか?
********************

昔から手は、何かの象徴だったように思います。

食をとるための手、
道具を使うための手、
誰かと仲良くなるための手、
誰かを傷つけてしまう手。。。。。。

僕にとって右手とはなんでしょう。

皆さんにとって右手とはなんですか。


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Sep 28, 2013

感悟のパタゴニア(7)「フィッツロイ山」篇

こんばんわ。

今日は、以前に紹介したチャリダーの西川君と、今の宿で知り合ったタカさんと一緒に、
アラスカ大学の学食にランチをしにいきました。
10ドルのビュッフェで味もなかなか。ヘビーユーザーになりそうです。笑

しかもランチ中に、アラスカ大学に留学している日本人の方に声をかけられ、
日本語専攻?の現地学生たちの会合に出席することに。
そしてなぜか、「となりのトトロ」を観ました。笑
昨晩、意図せず「風の谷のナウシカ」を観ていたので連続ジブリ!

それにしても、すごい作品ですね。
あんなにも熱いメッセージのこもった作品だったとは。。。
あらためて、感動しなおしました。


さて今回は、パタゴニアの大きな目的地のひとつにしていた「フィッツロイ山」の紹介です。

トレッキングの起点なる町エル・チャルテンへとやってきました。

奥に見えるのが、フィッツロイです!

すでに、町からの夕焼けが綺麗なんですが。。。笑

「赤富士ならぬ、赤フィッツロイ」
朝焼けを受けて紅色にそまるフィッツロイを見るのが僕たちの目的。
最高の景色を見るために、園内にキャンプをはって待ちます。
トレッキングの始まり。
このあとは結構な坂道が続きます。。。まじかよ?ってみんな思ったはず。。。
最初は急だったものの、あとは比較的平坦で歩きやすいです。

紅葉の向こうに、フィッツロイが顔を覗かせて。。。
紅葉とフィッツロイ......
沢とフィッツロイ.......
すすきとフィッツロイ......
オリオン座とフィッツロイ......
ん~何とあわせても絵になります。
さすが、世界でもっともイケメンのひとつといわれる山!笑

そして、極めつけがこれ!!!
鏡張りのフィッツロイ!
......どんだけ好きなんですかね。笑

写真の時系列はいろいろ前後していますが、
一日目はキャンプサイトでテントをはり、鏡張りが見えたカプリ湖へ。
そして2日目の朝に、キャンプサイトから約1時間。結構キツイ山道を真っ暗のなか登ります。
その後、ビューポイントでめちゃくちゃ寒いなかご来光を待つのですが。。。

フィッツロイは、別名「煙を吐く山」とも呼ばれていて、
その山容をきれいに見るのはなかなか難しいのだとか。
あきらめて下山。キャンプサイトに戻ります。
でも自然ってつれないですよね。キャンプサイトに戻ったころに雲が晴れ。。。

たくじにーやん「よし、もう一回行こう!」
ぼく       「おぉ???」
ということで、一日に二回トライするということに。笑

人間、四の五の言わずにやってみるもんです。行ってみるもんです。
こんなキレイな景色を見ることができました!

この感動と期待を胸に、次の日の早朝、真っ暗のなかを再び登ります。
これは昼間の様子。頂上付近はこの山道。。。笑

初めてやりますけど、うっとーしく改行でひっぱりますよ~~~笑






















どーーーーーーん!!!
ダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

結局僕らは2泊3日、3度のアタックで見ることができました。

ただ、途中で合流した通称・エリカ嬢。
彼女は前日にもビューポイントまでのトレッキングを敢行していた、リアル山ガール。笑
彼女にいたっては4度の挑戦になってます。笑

刻々と変化していくフィッツロイの色、空気、気配。。。
あまりの神々しさと美しさに、背筋が震えました。
自然を「カッコイイ」と表現しようと思ったのは、初めてだったかもしれません!
アウトドアブランド「patagonia」のロゴのモチーフにもなっているフィッツロイ。
そこには、
『広大な景観、野生、変化に富む天候、原生地域との調和』という意味が込められているようです。

百聞は一見にしかず。
体験することの大いなる意味を知ったトレッキングでした。
ありがとーフィッツロイ。


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Sep 27, 2013

感悟のパタゴニア(6)「ペリトモレノ氷河」篇

こんにちは。

昨日はジョー(前回参照)に付いて、宿の近くの森に行ってきました。
前回よりももっと奥へ、茂みをかき分けて進みます。

“目的を達成する”
という意味において今の日々は不毛かもしれないけれど、
“人生を謳歌する”
という意味において今の日々は素晴らしく価値があります。

ツンドラの森のなかをただ歩く――
一歩一歩をふわふわと優しく包む植物たち
小気味良くパキパキとひびく小枝を踏む音
ブルーベリーやクランベリーのさわやかな酸味
ムースの存在をしめす大きな足跡
ビーバーがかじって倒した樹の幹
凍てつく大地、森の匂い......
自然の営みのひとつひとつが、
心の深い深いところを刺激する
――突如、こぼれそうになる涙。
僕はそれをこらえるために、笑ったのでした。

幼い頃に楽しんだ道草。
そこには、歳を重ねた今も変わらず
小さな幸せがたくさん実っています。


さて、今回は「ペリト・モレノ氷河」篇を紹介します。
プエルト・ナタレスからエル・カラファテへ向かいます。
チリ側から再びアルゼンチン側に入ります。
パタゴニアっていうスタンプ一個でいいのに。。。笑
カラファテで食べたスーペルパンチョ。安くてうまかったー
エル・カラファエは観光都市。町並みも整えられていてきれいです。
町で見かけた犬。太りすぎ。笑
ツアーに参加して、ペリトモレノ氷河のあるロス・グラシアレス国立公園へと向かいます。
バスをおりてちょっとあるくと、
ありますあります。でっかい氷河!
ペリトモレノ氷河、かなりの迫力です。
崩落の瞬間は遠目でしか見ることはできませんでしたが、
ゴゴゴゴゴ!と、まるで落雷のような音が響きます。

このツアーはここからが本番。氷河トレッキング!
氷河に船で近づいて、近くの陸に降り立ちます。

滝のそばなども通りながら、しばしの森の中をトレッキングです。

ガイドが使うピッケル。山の道具は絵になりますね。
アイゼンをつけてもらったらいよいよです。

足にしっかり力をこめて、アイゼンを凍りにひっかけて歩きます。
なんですかねこの色。笑
これまでの人生で見てきたどの青色よりも、アオイロでした。
数時間のトレッキングを終えたら、氷河の氷?(たぶん違いますが)を落としたウイスキーで乾杯!
ペリトモレノ氷河を肌で感じられたこのトレッキング。結構楽しかったです。
途中雨に降られてかなり寒かったですが。笑

町に戻って数日休憩。
「小さな王子さま」を大胆にあしらった商店。笑
寿司も食べちゃいましたよ!


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