こんばんわ。
今日は、一緒にダルトンハイウェイを走破した仲間を見送りました。
そして明日には、全員がまた、それぞれの旅路へと戻ります。
出会いと別れ。
何度も繰り返してきたこの瞬間ですが、やはり名残惜しいものです。
さて、今回は「イースター島」後編を紹介します。
イースター島の交通手段はほぼレンタカーしかありません。
仲間を集めて、車で島を回ります。
海岸沿いを東へ進むと、かつてモアイの切り出し場だった「ラノ・ララク」。
山全体が製造工場になっています。
珍しい、正座をしているモアイ
その後は、島の内陸に位置するアフ・アキビに。
普通モアイは陸を見つめて立っていますが、ここの7体は海を見つめています。
ここは夕焼けスポットでもあります。
そして、日本企業の援助によって立てられた15体のモアイがある「アフ・トンガリキ」へ。
モアイ観光のハイライトかもしれません。
夜空から朝日までを一気に。
太陽に照らされながら、徐々に表情が見えてくる15体のモアイ。
一番奥に見える島に、鳥の卵を泳いでとりにいく宗教的な儀式が行われていました。
それを行っていた「鳥人」と呼ばれる人のイメージ図。
現在、世界中から観光客を集めるイースター島。
その中心にはやはり、モアイがいます。
けれども、モアイが見つめてきたものはこの島の悲しい歴史でもありました。
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にほんブログ村 に参加しています。今日は、一緒にダルトンハイウェイを走破した仲間を見送りました。
そして明日には、全員がまた、それぞれの旅路へと戻ります。
出会いと別れ。
何度も繰り返してきたこの瞬間ですが、やはり名残惜しいものです。
さて、今回は「イースター島」後編を紹介します。
イースター島の交通手段はほぼレンタカーしかありません。
仲間を集めて、車で島を回ります。
海岸沿いを東へ進むと、かつてモアイの切り出し場だった「ラノ・ララク」。
山全体が製造工場になっています。
山から切り出されたものの、村まで運ばれなかったたくさんのモアイ。
大きさや形、表情までもさまざまです。
ここでは397体のモアイが確認されていて、島最大のモアイ(高さ21.6m)もあるとか。
切り出し途中のモアイ。珍しい、正座をしているモアイ
その後は、島の内陸に位置するアフ・アキビに。
普通モアイは陸を見つめて立っていますが、ここの7体は海を見つめています。
ここは夕焼けスポットでもあります。
そして、日本企業の援助によって立てられた15体のモアイがある「アフ・トンガリキ」へ。
モアイ観光のハイライトかもしれません。
夜空から朝日までを一気に。
太陽に照らされながら、徐々に表情が見えてくる15体のモアイ。
そのたたずまいは、神々しいものでした。
島の南西に位置する「ラノ・カウ」の火口湖。
イースター島は、いくつかの大きな火山によって出来たのだとか。
付近には、当時聖域とされていたオロンゴ儀式村があります。一番奥に見える島に、鳥の卵を泳いでとりにいく宗教的な儀式が行われていました。
それを行っていた「鳥人」と呼ばれる人のイメージ図。
現在、世界中から観光客を集めるイースター島。
その中心にはやはり、モアイがいます。
けれども、モアイが見つめてきたものはこの島の悲しい歴史でもありました。
17世紀以降、部族紛争が激しくなり「モアイ倒し」が始まりました。
本来モアイには目がはめ込まれていました。
そこには霊力が宿るとされ、部族の信仰の対象にもなっていました。
だからこそ部族同士の争いが起こったとき、モアイを倒して目を破壊することで、
闘う意志を打ち砕いたという説もあります。
モアイの修復中に偶然みつかったモアイの目。
大洋の孤島......
かつて命と引き換えに海を渡り、ここにたどり着いた人々。
やがてその数は増え、部族が形成され、様々な軋轢が生じはじめました。
部族の力を誇示するため、より多く、より大きなモアイが作られました。
そしてモアイを運ぶために島のあらゆる木が切り倒され、二度と木々がその地に戻ることはありませんでした。
木を失った大地は痩せ、植物は茂らず、人々はますます貧困し、争いを繰り返す。。。
僕はイースター島で起こったことを、現代の縮図ではないかと考えています。
自然を無尽蔵に掘り返し、人々はいがみあい、やがて奪い合う。
そして争いは止むことなく繰り返される。。。
『森を失った文明は、やがて滅びゆく』
うる覚えですが、おそらくジブリ作品のひとつに、こんなフレーズがあったことを記憶しています。
その下に立ち、見上げたモアイ。
彼らの目には、今の僕たちの世界はどう写っているのでしょう。
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