Oct 7, 2013

見上げたチリ(1)「イースター島」前篇

こんばんわ。

北極海へとつながる唯一の道・ダルトンハイウェイの最終地点までいってきました。
フェアバンクスからは片道約500マイル(900km)。
途中、北緯66度33分から「北極圏」に入り、
この世とは思えないような絶景の一本道をひたすら走りました。
それはまさに“世界の最果て”と呼ぶにふさわしいものでした。


さて、今回からチリ篇に入ります。
首都・サンティアゴ。
サンティアゴ滞在はそこそこに。。。笑
謎多き海洋の孤島・イースター島に向かいます!
メインストリート
メインストリートから程近い場所にあるモアイ!
初モアイは、海沿いにひっそりと立つ彼でした。
モアイの後ろには、こんな模様が。
 
 他のモニュメントもあったり

ある夜、イースター島の伝統的な踊り「カリカリ」を観にいきました。
アップテンポなビートにあわせた激しいものから、
女性シンガーが歌うしっとりとしたメローナンバーまでいろいろ。

「五穀豊穣を祈る」
「闘いの前に相手を威嚇する」
力強いダンスには、そういった意味が込められているような印象を受けました。


伝統文化は、意識をして保護に尽力しなければすぐに消えてなくなってしまいます。
でも、伝統文化に関わることできちんとお金を稼ぐことができれば、
仮に伝承の過程においてその意味が失われたとしても、その形自体は後世に残ります。

カリカリのダンサーは若い人。でもその奥の楽器隊には年配の方もいました。
若き日に踊り、歳を重ねて奏でる。
そうやって、世代を超えて受け継がれてゆくのではないかと思いました。

僕たちのようなツーリストが文化保存に貢献できるのは、
「お金を払うこと」と「魅力を伝えること」だと思います。
ただそれだけで、一日でも長く存続するものがあります。

伝統文化だけに限らず、「価値」に対してはできる限りのお金を払う。
そんなことを思ったイースターの夜でした。


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