May 18, 2013

旅のきっかけアフリカ(5)「ケニア篇」

おはようございます。
昨日の夜はあいにくの雨。楽しみにしていた天体観測も明日に持ち越しになりそうです。
早めにペルーのクスコにいかなければ、、、なのに、またしても待ちぼうけです。笑


さて、アフリカ篇も最終章。
タンザニアのセレンゲティ国立公園でみた地平線は、僕の心に深く、深く刻まれました。
果てしなく続く平原と、どこまでも広がる空。
緑と青の世界が出会うその真ん中あたりに、僕は飽きもせずにうっとりとしたものでした。

しかし!!!
サファリのツアーから帰ってくると。。。気が抜けてしまったのか、
扁桃腺炎に襲われ、マックス39度の熱が。。。
英語がペラペラのゆーくんに同伴してもらって病院へ。
アフリカンタイムなのか、ぶっ倒れそうな僕はひたすら待たされたのでした。
しかも!!!
もらった薬ではなかなか熱が下がらず、再び病院へ行き、もう少し強い抗生物質を投与。
あのときは、タンザナイン(サファリツアーをともにした8名の旅仲間)に本当に助けられました。
この場をかりて、みんなありがとう!

そして、なんとか熱が7度台に下がったところでアルーシャの町からケニアのナイロビへ。
熱でぼーっとしながらも、「空ってこんなに広かったんだな」となんだか感慨深く思いました。

飛行機のトランジットのために3日間だけ滞在したナイロビ。
ここでは、キベラスラムを訪れました。
世界で2番目に大きなスラムだそうです。

確かに衛生環境は悪く、ゴミもあちらこらに。
でも子どもたちは笑っていましたが。。。。

そしてその夜。事件が起きました。
同じ宿に泊まっていた欧米人の方が、宿のゲートの目の前で撃たれたのです。

夜ご飯を食べ終え、まったりと談笑していた午後10時頃。
突然の銃声と、闇を切り裂くような悲鳴が。
宿の中は騒然とし、戦慄が襲いました。
足がすくむような恐怖。ある種のパニックだったことを覚えています。

撃たれた方は失明し、重体。
宿のいた韓国人(兵役経験あり)が言うには、音の大きさと殺傷能力から判断して、
改造銃ではないかと話していました。
撃たれた理由は、いろいろな憶測が飛び交いましたが、結局いまでもよくわかりません。

ただ、そういうことが起こりうる場所なんだと。
アフリカ、ひいては海外では、そういった危険に遭遇する可能性が高くなるのだと、改めて実感しました。

良いことも悪いことも経験したアフリカは、旅の意味を深く考えさせられた場所でもありました。
感動と恐怖。
一歩踏み出せば世界は広がるけれど、リスクも背負うことになる。
けれども逆を考えれば、リスクなくして世界は広がらないということでしょう。

旅立つ前、ある先輩がこういってくれました。
「旅に出るのも、旅に出ないのも、同じ勇気がいる」のだと。
解釈を広げれば、行くのも引くのも勇気ということになると思います。

旅をする一番の条件は、無事にホームに帰ること。
大切な人々に、笑顔で「ただいま」ということ。

いま、僕と同じように世界を旅されている方、
そして、これから旅に出ようとされている方へ。
どうかお気をつけて。よい旅を。


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