Apr 7, 2013

悠久のエジプト(2)・アレクサンドリア篇

こんばんは。
チリはプンタ・アレーナス、つまり憧れのパタゴニアにます!

いつ読んだか忘れましたが、『パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り』椎名誠 著
荒涼とした大地に嵐のような風が吹き付ける。
大自然への畏怖と憧憬をこの本でイメージしたように思います。

ときはながれて、映画『180°south』
アウトドアブランド「patagonia」と「THE NORTH FACE」の創始者が、若き日にパタゴニアを目指した旅の記録。
それを観た現代の若者が同じくパタゴニアを目指すというドキュメントムービー。
この映画を観たときに、パタゴニアへの憧れは、必ず行きたい場所になりました。

そして今、僕はそのパタゴニアにいます。
体を凍えさせるような風が吹きつけ、雨、雹も降りつけます。
シーズンを終え、思うようにツアーに参加もできず、交通手段も限られます。
それでもパタゴニアにいるという実感は、僕を高揚させてくれます。
夢にまで見た大地にいるのですから。


さて、【悠久のエジプト(2)・アレクサンドリア篇 】です。

アレクサンドリアを訪れた目的はひとつ。「アレクサンドリア図書館」を訪れるためです。
カイロからはバスで3時間ほど。
海沿いに面したこの町にはかつて、世界中の叡智を集めたとされる古代の図書館があったそうです。
それこそが、今回の目的地。

当時の建物は歴史の荒波にもまれ消え去りましたが、
かつてここにあったとされる場所に再建されたのです。


外壁には、さまざまな言語の言葉が刻み込まれています。もちろん日本語も。
 中は広々とした空間に、日光が差し込む穏やかな雰囲気


アレクサンドリア図書館行きを決めたのは、ひとつの出会いからでした。
ヨルダンで会った旅人のカズくん。
彼は都内の大学で建築を学ぶ、いわゆる愛すべき“建築バカ”。笑
出会ってすぐに建築や芸術などの話で盛り上がりました。
その話の中ででてきたのが、この図書館。
そして、印象深かった解説が
「これからやってくる叡智のために、アレクサンドリア図書館の本棚にはあえて空きがあるんです」
カズくんの話の真偽はわかりません。
でも、調べる必要もありません。
だって彼の話には悠久のロマンがあるじゃないですか。
僕はその手の話が大好きです。笑
もちろん現代建築としての意匠も見事!
古代のマップなどの展示もあって大満足でした!
ただしここはエジプト……三大うざい国(他はインド、モロッコ)のひとつです。
図書館からバスターミナルへのタクシーではやっぱり料金でもめました。

でも行きは、英語を話せるご年配のご夫婦が乗り合いタクシーのお金を出してくれたり、
わざわざ乗り換える車を止めてくれたりと、とってもお世話になりました。

一部の輩のせいで、本当に親切な人たちまで疑ってしまう。。。
自分の度量のせまさもありますが、
輩どもよ、君たちは愛すべき自国の価値をそうやって下げているのだよ。

次回はエジプトのハイライト、ピラミッドです!


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