Mar 19, 2013

考えさせられたイスラエル(4)イブラヒムハウス篇

こんにちは。
絶景のウユニ塩湖を後に、アルゼンチンはサルタにやってきました。
久々のWi-Fiです。笑

ウユニではすばらしい景色とともに新たな出会いも恵まれ、
忘れがたい日々となりました。
見逃しがちな小さな幸せの大切さにも気づかされ、旅に疲れた心に深く沁み渡りました。
出会いのすばらしさに、またひとつ教えられたように思います。


さて、イスラエル最終章は【考えさせられたイスラエル(4)イブラヒムハウス篇】です。

イブラヒムハウスとは、パレスチナ人のイブラヒムおじいちゃんが運営している宿のこと。
そこは市街地から徒歩で30分ほど離れた場所にあります。
立地がよいわけではないのに、多国籍な人々が絶えず訪れるのです。。。

「Welcome!! Eat!!!」

宿の扉をあければ、おじいちゃんの声が聞こえてきます!
いつでも、誰にたいしても、同じ言葉を繰り返します。

イブラヒムハウスを教えてくれた旅仲間のひとりは、
彼ほどピースフルな人を見たことがない。といっていました。まさにその通りでした。

おじいちゃんはパレスチナ人です。
でも、宿はイスラエルの土地。。。いろいろな問題もあるようです。
けれどもおじいちゃんは、
「Welcome!! Eat!!!」を繰り返します。

そんな姿をみていると、ある方の言葉を思い出します。
【大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。】

憎しみでは解決できないことがあります。
まず自分からの心を開き、信じ、愛を注ぐこと。
すべてにおいて、恐れずに自分からオープンにしてゆくことが何よりも大事なのだと感じます。
旧市街のバスターミナルから75番のバスにのって、イブラヒムハウスへ。
 オリーブの丘から見た夕日。


また、イブラヒムハウスで出会ったアメリカ人と話をしていたら、こんなことを言われました。
・・・僕が、もっといろいろ話がしたいから英語を勉強するべきだといった後でした。

「確かに勉強も大事だけれど、もっと大切なのはパーソナリティなんだ。その人の人間性がよければ、相手はもっと話したくなる。話を聞きたいと思う。そう思ってもらえる人柄ならば、ゆっくり話してくれるし、辛抱強く聞いてくれるはずだから」

英語を母国語とする国の人にいわれ、目から鱗でした。
言葉はツールであり、大事なのは人間性。。。


仲良くなったエシュアン(左)とフィデル(右)


世界は広く、人はことごとく違います。
国籍、性別、肌の色、性格。。。
みんな違います。
決して分かり合うことなんてできません。
でもだからこそ、争いではなく、歩み寄りが大切なんだと思います。

世界が平和になるヒントは、おじいちゃんの
「Welcome!! Eat!!!」にあるのではないでしょうか。




ちなにみ、、、死海にも行きました。
ほんとに浮くんですね。笑


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