Mar 5, 2013

考えさせられたイスラエル(1)エルサレム篇

こんにちは。

リオからイグアスの滝をへて、
パラグアイのアスンシオンを経由し、
25時間かけてバスでボリビアはサンタクルスにやってきました。

また二、三日ぼーっとします。
徐々に、自分の旅のペースをとりもどしつつあります。笑


さて、今回からは【考えさせられたイスラエル(1)エルサレム篇】です。
正直、僕はイスラエルが嫌いです。理由は後々記載します。
でも、その分とても考えさせられる日々をすごした1週間でもありました。
よい出会いにも恵まれました。
人間性の大切さを改めて実感した日々でもありました。
英語がもっと話せたら。。。と痛感した場所でもありました。

ヨルダンのアンマンからキングフセイン橋を通ってエルサレムへ。
ここはいわゆる非公式の国境。
イスラエルスタンプを希望しない人がとおる場所です。
僕もその後の旅を考えて、ノースタンプを希望しました。
案の定、イミグレーションでは質問攻め。
「なぜノースタンプなんだ?」
今後イスラム圏の国いくと思うから
「イスラエルにはどれくらい滞在するのか?」
メイビー10デイズ
「めいびー???」すごく剣幕な表情で突っ込まれました。
今後キングフセイン橋を通られる方、正直に、そして明確に答えてくださいね。笑


エルサレムは
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、3つの宗教の聖地です。
歴史的にも複雑な成り立ちをもち、いまだに争いの火種が消えません。
街中で、銃を携帯した軍人・警官をこれほど見た街は他にありません。

ダマスカス門から旧市街へ入ります。 

奥へとすすみ、荷物検査のゲートくぐると、
そこには、ユダヤ教徒の聖地「嘆きの壁」があります。

黒装束に身を包んだユダヤ教徒。
旧約聖書を読み上げながら前後にゆらゆら。



別のゲートから入ると、今度はイスラム教の聖地「岩のドーム」
エルサレムの象徴的な建物になっています。

残念ながら内部には入れないものの、イスラム建築の壮麗さにはいつも感動させられます。
ほんとうに細かいモザイク模様。職人の心意気を感じます。
さらに奥へと進むと、キリスト教の聖地「聖墳墓教会」があります。
この教会は、キリストが磔刑に処されたゴルゴダの丘に建っているとされています。
キリストが死を迎えた場所。。。だった気がします。

『宗教とはなんぞや』
エルサレムでは、この問いを激しく突きつけられます。
長年考え続けてきたこの問題。
けれども、
自分がこれほど神道(仏教)の影響を受けているのか。と思わされたのもまたエルサレムでした。

誤解を恐れずに書くならば、日本人は無宗教なのではなく、
ほぼ神道と仏教の影響を受けていると思います。
しかし、あまりにもそれらが習慣化され、生活の一部となり、意識していないだけなのです。

「いただきます」は、命を頂きます。
すべてのものに神が宿るという神道の考え方『八百万の神』が母体にある所以でしょう。

僕たちが恐れている『祟り』
これも、豊かな自然をもつ日本人が、自然に対して畏敬の念をもっていたことの名残、
いわば自然崇拝(アニミズム)の神道的思考に近いと思います。

『忌み』の考え方、もっと平たく言えば「大安や仏滅」などの考え方。
『塩をまく』のだって、穢れを清めるため。。。

日本には、世界に誇るべき豊かで美しい自然があります。
敬愛し畏怖すべき自然こそが、日本人の心なのだと思います。
日本語が繊細で美しいのも、偉大なる自然をなんとか形容したいという願いからでしょう。
そうして僕は、神道であることを自覚したのでした。
もっとも、勉強すべき点は多いですが。


エルサレムの新市街は、ほとんどヨーロッパ。
当時はまだ、ヨーロッパにいったことはなかったですが。笑

次回は、この旅のもっとも印象的な場所のひとつになった町
「ベツレヘム」の紹介です。


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