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Oct 10, 2013

見上げたチリ(3)「ラセレナ」篇

こんばんわ。

ダルトンハイウェイを共にしたみなと別れ、またひとりになりました。
フェアバンクスの有名なバックパッカーホステルに戻ってきたのですが、
今度は、誰もツーリストがいません。
ごくまれに発生する、ドミトリーのひとり部屋です。笑


さて、今回はチリ中部の町・ラセレナを紹介します。

イースター島からサンチャゴに戻ってきた僕に一通のメールが届きました。
『天体観測したくないですか?ラセレナは有名な観測ポイントなんですよ』
それは、パタゴニアで別れた谷くんからのもの。

いくいく!!!笑

チリのサンチャゴを訪れる日本人パックパッカーの多くは、
程近いビーニャデルマルに流れていきます。
なぜなら、居心地のよい日本人宿があって、新鮮な海鮮が安く食べられるから!
かくゆう僕も、そのつもりだったのです。
サーモンやウニなんぞをたくさん食べようかな~と思っていました。
彼のメールが届くまでは・・・・・・

「天体観測」という響きに誘惑され、.
ビーニャデルマルをぶっ飛ばし、世界遺産の町バルパライソを無視してやってきましたラセレナ。

なぜか日本人庭園がありました。
その側には、動物園?
トランポリンで遊ぶ谷氏。このあと宙返り!
実は僕のひとつ下でそこそこおっさんなんですが、少年のように楽しそう。。。
彼の魅力です。笑
天体観測地として有名なママリューカ天文台のツアー。
すぐいけるんだろうと思っていたら、悪天候でツアーが開催されず。。。
毎日ツアー会社にいくも、今日は天気が悪いだ、道がぬかるんでいるだとはぐらかされ、結局5日も待つことに。
あまりにやることがないので、サメ食べてみました。笑 
味は。。。淡白です。
そういえば、手作りコロッケなんかも作りました。
クリームコロッケだったので、熱くて手で形を整えるのが大変でした。笑

さて、いよいよママリューカです!
ガイドの人が望遠鏡越しにとってくれた月の写真。
クレーターもくっきり。
望遠鏡をずらしてみると、運よく土星も見ることができました。
くっきりと輪っかも見えました!
(小さかったので写真にとることはできませんでしたが。。。)


見上げた宇宙。
旅する世界。

まだ見ぬ場所に、ロマンがあふれています。


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Oct 9, 2013

見上げたチリ(2)「イースター島」後篇

こんばんわ。

今日は、一緒にダルトンハイウェイを走破した仲間を見送りました。
そして明日には、全員がまた、それぞれの旅路へと戻ります。

出会いと別れ。
何度も繰り返してきたこの瞬間ですが、やはり名残惜しいものです。


さて、今回は「イースター島」後編を紹介します。

イースター島の交通手段はほぼレンタカーしかありません。
仲間を集めて、車で島を回ります。

海岸沿いを東へ進むと、かつてモアイの切り出し場だった「ラノ・ララク」。
山全体が製造工場になっています。
山から切り出されたものの、村まで運ばれなかったたくさんのモアイ。
大きさや形、表情までもさまざまです。
ここでは397体のモアイが確認されていて、島最大のモアイ(高さ21.6m)もあるとか。
切り出し途中のモアイ。
珍しい、正座をしているモアイ
 
その後は、島の内陸に位置するアフ・アキビに。
普通モアイは陸を見つめて立っていますが、ここの7体は海を見つめています。
ここは夕焼けスポットでもあります。
そして、日本企業の援助によって立てられた15体のモアイがある「アフ・トンガリキ」へ。
モアイ観光のハイライトかもしれません。
夜空から朝日までを一気に。
太陽に照らされながら、徐々に表情が見えてくる15体のモアイ。
そのたたずまいは、神々しいものでした。

島の南西に位置する「ラノ・カウ」の火口湖。
イースター島は、いくつかの大きな火山によって出来たのだとか。
付近には、当時聖域とされていたオロンゴ儀式村があります。
一番奥に見える島に、鳥の卵を泳いでとりにいく宗教的な儀式が行われていました。

それを行っていた「鳥人」と呼ばれる人のイメージ図。
現在、世界中から観光客を集めるイースター島。
その中心にはやはり、モアイがいます。
けれども、モアイが見つめてきたものはこの島の悲しい歴史でもありました。

17世紀以降、部族紛争が激しくなり「モアイ倒し」が始まりました。
本来モアイには目がはめ込まれていました。
そこには霊力が宿るとされ、部族の信仰の対象にもなっていました。
だからこそ部族同士の争いが起こったとき、モアイを倒して目を破壊することで、
闘う意志を打ち砕いたという説もあります。
モアイの修復中に偶然みつかったモアイの目。
大洋の孤島......
かつて命と引き換えに海を渡り、ここにたどり着いた人々。

やがてその数は増え、部族が形成され、様々な軋轢が生じはじめました。
部族の力を誇示するため、より多く、より大きなモアイが作られました。
そしてモアイを運ぶために島のあらゆる木が切り倒され、二度と木々がその地に戻ることはありませんでした。
木を失った大地は痩せ、植物は茂らず、人々はますます貧困し、争いを繰り返す。。。

僕はイースター島で起こったことを、現代の縮図ではないかと考えています。
自然を無尽蔵に掘り返し、人々はいがみあい、やがて奪い合う。
そして争いは止むことなく繰り返される。。。

『森を失った文明は、やがて滅びゆく』
うる覚えですが、おそらくジブリ作品のひとつに、こんなフレーズがあったことを記憶しています。

その下に立ち、見上げたモアイ。
彼らの目には、今の僕たちの世界はどう写っているのでしょう。


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Oct 7, 2013

見上げたチリ(1)「イースター島」前篇

こんばんわ。

北極海へとつながる唯一の道・ダルトンハイウェイの最終地点までいってきました。
フェアバンクスからは片道約500マイル(900km)。
途中、北緯66度33分から「北極圏」に入り、
この世とは思えないような絶景の一本道をひたすら走りました。
それはまさに“世界の最果て”と呼ぶにふさわしいものでした。


さて、今回からチリ篇に入ります。
首都・サンティアゴ。
サンティアゴ滞在はそこそこに。。。笑
謎多き海洋の孤島・イースター島に向かいます!
メインストリート
メインストリートから程近い場所にあるモアイ!
初モアイは、海沿いにひっそりと立つ彼でした。
モアイの後ろには、こんな模様が。
 
 他のモニュメントもあったり

ある夜、イースター島の伝統的な踊り「カリカリ」を観にいきました。
アップテンポなビートにあわせた激しいものから、
女性シンガーが歌うしっとりとしたメローナンバーまでいろいろ。

「五穀豊穣を祈る」
「闘いの前に相手を威嚇する」
力強いダンスには、そういった意味が込められているような印象を受けました。


伝統文化は、意識をして保護に尽力しなければすぐに消えてなくなってしまいます。
でも、伝統文化に関わることできちんとお金を稼ぐことができれば、
仮に伝承の過程においてその意味が失われたとしても、その形自体は後世に残ります。

カリカリのダンサーは若い人。でもその奥の楽器隊には年配の方もいました。
若き日に踊り、歳を重ねて奏でる。
そうやって、世代を超えて受け継がれてゆくのではないかと思いました。

僕たちのようなツーリストが文化保存に貢献できるのは、
「お金を払うこと」と「魅力を伝えること」だと思います。
ただそれだけで、一日でも長く存続するものがあります。

伝統文化だけに限らず、「価値」に対してはできる限りのお金を払う。
そんなことを思ったイースターの夜でした。


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